【第１８回　CIB月例会の報告】参加人数　：57名

今回の月例会もとても学びの多い会になりました。講師はEOセントラルの現会長であり、上場会社ユナイトアンドグロウ株式会社の須田社長に貴重なご講演をいただきました。
ＥＯの現会長でありながら、とても腰が低く物腰の柔らかなところに驚かれた方も多かったと思います。

あまり自信を持てなかった学生時代の話なども印象的でしたが、現在の会社を創業してから５年間連続の赤字を経験し、そこで得た学びから辿り着いた引き算の経営のスタイルがとても印象的でした。
赤字が続くのは本当に辛かった。しかしそれでもやり続けた。
「何のために経営しているのか」要はパーパスですが、そこに対する圧倒的なこだわりと追及をした結果、儲かる仕事は受けない、大手の仕事は断る、人の嫌がる仕事を選ぶ、やらないことを明確にする、管理しない、指示をしない、技術を教えないなど、赤字の経験が長かったからこそ、徹底した分析と引き算をし、どうすれば利益が出せるのかを追求した結果、上場まで成し遂げている。

起業をすると会社を維持するために、畑違いでも儲かりそうなビジネスに手を出してしまう方も沢山いると思いますが、本当に成し遂げたい思いを明確にし、言語化する事。
それを成し遂げるために何をして、何をやらないのかを明確にすることの重要性を改めて学ばせて頂きました。

赤字期間の資金繰りをどうされていたのか？という質問に対し、須田社長は運の要素が大きかったとおっしゃっていた事も印象的でして、その運を磨くための日々の行動も勉強になりました。

そしてこの資金繰りという部分は経営者にとって避けて通れない重要な仕事です。

そこで次回６月２６日は「資金調達に悩んでいる起業家たちと語る夜」というテーマで株式会社ＡＩＶＩＣＫの矢津田智子さんに講演頂きます。

皆様のご参加をお待ちしております。

■月例会について
CIBでは、毎月第4月曜日※1 に内外から講師を招いて「月例会」を開催します。
月例会は、代表理事の大内他、多数の理事が所属する、世界の起業家会員14,500名以上を擁する世界有数の起業家組織「EO」のセンターピンであり、EOが持つ数々の起業家が成長するノウハウの一つです。
講師としてご登壇いただいた起業家の方々から、企業戦略やこれまでの経験における経営者としての葛藤や判断など、リアルな体験をお話しいただきます。また、千葉県内の起業家や社会人、学生などアントレプレナーシップ（起業家精神）を持つ方々が情報交換できる場として、講演後に懇親会も常時実施いたします。月例会を通じて、講師及び参加者同士の積極的な交流の促進も支援してまいります。

※1 日程が変更となる場合もございますので、随時CIBより発信する月例会開催のお知らせをご確認ください。