Home 活動レポート 【第21回CIB月例会のご報告】株式会社ヘッドウォータース 代表取締役 篠田 庸介さん

【第21回CIB月例会のご報告】株式会社ヘッドウォータース 代表取締役 篠田 庸介さん

参加人数 50名/ゲスト16名

夏の蒸し暑さにも負けない、今回も熱い月例会となりました。
講師は、株式会社ヘッドウォータースの代表取締役、篠田 庸介さん。とても素晴らしいご講演をいただきました。
ライフラインでは、仲間と楽しく気合で売上を上げた、という会社員時代から振り返って頂きました。営業でありながら、25歳の頃、孫正義さんのセミナーで感銘を受け、早速PCを購入し自分でプログラム組んでみたり、全社員にPCを買い与えたりしたとのこと。先見の明と行動の速さが流石です。


31歳で起業。営業にはスポーツ同様の美しさがあると感じ、営業には絶大な自信もあったけれども、営業会社ではなくITやEラーニングの事業を始めたのだそうです。業界の「渦の中心=ヘッドウォータース」となるべく、2005年に株式会社ヘッドウォータースを創業。


「エンジニアが自分達で価値を作り世界にその価値を売る会社にする」という明確なビジョンを持っていらしたとのこと。エンジニアが使い捨ての作業者にならないよう、キャリアパスの工夫もなさっています。事業部長を立候補制にして、自分の給与額も、部員メンバーも決定できる権限を与えたりしたそうです。リーマンショックも乗り越え、世界標準のサービス提供のため、海外のエンジニアも揃えて体制を整えます。楽しみながらドネーションできるサービスなど、常に時代の先を行く挑戦を行う、その慧眼とエネルギーには圧倒されます。


そしていよいよ上場。40代後半、経営者仲間が次々に上場する中、覚悟を決めたそうです。ペッパーのソフトウエアを独占した経験に始まりAI分野での優位性を保ちつつ、事業を整理し、満を持して上場。初値で11.9倍という記録も話題になりましたが、その後の株価低迷期も経て、東証上昇率No.1までも獲得。


こんな華々しいご経歴でありながら、繰り返し下さったメッセージは、「うまくやれなくても大丈夫ですよ。」「歳とっても大丈夫ですよ。」「楽しく生きていますよ。」という、力みのない気さくなもの。他にも、素敵な金言がたくさんありました。
「誰も行かない、誰もやらないことをやるのが面白い。」「分かったことはオープンに、手に入ったことは分配して、人生を豊かにすることをしていきたい。」「大変なことも人生を豊かに変えるきっかけ。」勇気をたくさん頂きました。こういうメッセージを多くの子供たちにも聞かせてあげたいと強く思います。 


Microsoftとがっぷり組んで新しい案件を生み出しつつ、AIとIOTにより実現する店舗DX、chatGPTを使ったエンタープライズ系の事業等々も推進中とのこと。次に何をなさるのか興味津々です。
清々しいエネルギーに満ちた、素晴らしいお話の数々。勇気とエナジーを沢山、いただきました。
篠田さん、本当にありがとうございました

CIB第21回月例会


次回の月例会は9月25日(月) 18:00~ で、株式会社ビジョン 代表取締役会長CEO 佐野健一さん にご講演いただく予定です。
他所ではなかなか聴くことができない貴重な講演が目白押しです。これから起業を目指す方も、事業スケールを目指している方も、上場を検討している方も、奮ってご参加くださいませ。