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会長・副会長/担当理事/委員会
氏名
岩井 裕之
企業名/役職
かっこ株式会社 代表取締役
紹介文
千葉育ちで、2~39歳まで千葉にて過ごす。CD・DVD商社を経て、決済関連会社に転職。2011年かっこ株式会社を創業。『未来のゲームチェンジャーの「まずやってみよう」をカタチに』を経営ビジョンに、データサイエンスの技術とノウハウをもとにSaaS型アルゴリズム提供事業を展開。第14回ニッポン新事業創出大賞 経済産業大臣賞、第16回ASPIC ioT・AI・クラウドアワード2022 社会業界特化型ASP SaaS部門総合グランプリを受賞。デジタルリスク協会理事も務める。

#県内出身 #EO #発起人

About

会社情報

社名
かっこ株式会社
創業年月日
2011/01/28

何をしている会社なのか?

かっこは、当社の有するセキュリティ・ペイメント・データサイエンスの技術とノウハウをもとに、アルゴリズム及びソフトウエアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援しております。提供サービスとしては、不正検知サービス、決済コンサルティングサービス、データサイエンスサービスです。
 特に、オンライン取引における不正検知サービスを中核サービスとして位置づけ、不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」、不正アクセス検知サービス「O-MOTION(オーモーション)」を提供しております。なかでも「O-PLUX」は累計導入実績11万サイトを超え、国内における不正検知サービスのシェアNo.1です。
 また、不正検知サービスとシナジー効果を発揮するサービスとして、商品を受け取り後に支払ができるBNPL(後払い)を提供するBNPL事業者向けにシステム提供およびコンサルティングサービスを展開しており、BNPLの審査エンジンとして「O-PLUX」をご利用いただいています。  加えて、小売・流通業や製造業をはじめとした様々な分野に対し、マーケティングや生産効率向上支援としてデータサイエンスサービスを展開しております。

なぜやっているのか?

中核サービスである、不正検知サービスにおいては、近年、クレジットカードの不正利用額が増加し、2022年度には過去最高額の436億円を超えるなど、問題が深刻化しています。この状況に対応するため、経済産業省が「クレジットカードセキュリティガイドライン」を発表し、具体的な不正対策の指針を示しています。
しかし、不正手口の巧妙化や多様化により、事業者自身での対策が困難となっています。さらに、事業者は売上増加や新規顧客獲得など他の優先事項に注力することが多く、セキュリティ対策の優先順位が低くなることもあります。また、予算の制約も存在します。
 そこで、当社はあらゆる事業者が、システム面や予算から見ても手軽に不正対策に取り組める環境を提供することを目指してきました。
 私たちは、これまで培ってきた多くのノウハウや技術を活用し、不正検知サービスを開発しました。これにより、事業者は安心して、本業に専念することができると考えています。
 不正検知の分野以外にも、セキュリティ・ペイメント・データサイエンスの技術とノウハウを活用することで、経営ビジョンである『未来のゲームチェンジャーの「まずやってみよう」をカタチに』を実現すべく、企業の挑戦や課題解決に貢献したいと考えています。

どのようにやっているのか?

「O-PLUX」では、まず、システム開発における事業者の導入ハードルを解消するために、システム開発不要なプランや複数のシステム連携方法をご提供しています。例えば、Javascriptを設定するだけで利用できる手軽な連携や、完全自動化されたAPI連携などをご用意しています。これにより事業者は自社の状況にあった連携方法の選択が可能です。さらに、システム開発の手間を省くため、ECパッケージ・ショッピングカートベンダーとのシステム連携を進めており、事業者は煩雑なシステム開発に時間とリソースを割かずに、効果的な不正対策に取り組むことができます。

 次に、利用料金のハードルに対応するために、月額4000円というリーズナブルな価格で利用できるプランや、高精度な対策を提供する完全自動化プランなどを用意しています。特に中小規模の事業者にとっては、セキュリティ対策に予算を割くことが難しい場合もありますので、当社はコスト面でも柔軟な選択肢を提供しています。さらに、補償つきプランやSMS認証などのオプションサービスも豊富に用意しており、お客様の状況やニーズに合わせてご利用いただけます。
 これらの取り組みにより、当社は事業者が不正対策に取り組む際の障壁を低くし、手軽かつ効果的に対策を行える環境を提供しています。

何を目指しているのか?

私たちは、「未来のゲームチェンジャーの『まずやってみよう』をカタチにする」というビジョンを追求しています。自らも挑戦を続けながら、企業のチャレンジや課題解決に貢献することを目指しています。
不正被害などの不安要素が存在すると、企業は新たな挑戦に踏み出しにくくなります。しかし、私たちの取り組みにより不安を取り除き、企業が安心して事業を推進し、挑戦しやすい環境を創出することができています。
 このような取り組みが継続していくことで、日本経済の低迷が続く現状を打破し、事業者が多様なチャレンジを行うことで経済の成長が促進され、活性化が進むと考えています。私たちは、その一翼を担い、事業者の挑戦を支えることで、社会全体の発展に貢献したいと考えています。

今後事業成長していく上で繋がりたい分野

今後、事業成長していく上で繋がりたい分野は、以下のような分野です。

①フィンテック: ローン・ファンディングやモバイル決済・BNPL(Buy Now Pay Later)など、金融と技術を組み合わせたイノベーションを推進している企業との関係構築を目指します。この分野では、不正利用やマネーロンダリング、なりすましなどこれまでのペイメントにおける当社ノウハウの部分と密接に関連しているため、セキュリティ対策の重要性が高まっています。
②サイバーセキュリティ: サイバー攻撃やデータ漏洩などのセキュリティリスクに対処するため、WAF(Web Application Firewall)や脆弱性診断などのサイバーセキュリティサービスを提供している企業との協力を強化します。デジタルトランスフォーメーションが進む中で、セキュリティ対策はますます重要な要素となっています。
③海外展開: 海外市場におけるビジネスチャンスを追求し、海外をベースにしたECや暗号資産に関わる企業などとの関係構築を目指します。グローバルな視野で事業を展開することで、成長の機会を広げることができます。
これらの分野での関係構築と提携を通じて、さらなる成長を遂げることを目指しています。技術の進化や市場の変化に合わせて、常に新たなチャンスを探求し、ビジネスを拡大していきます。